大腸ポリープ|阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニック|麻酔を使った胃カメラ・大腸カメラ

兵庫県尼崎市塚口町1丁目3-30-1 ISHIDAIビル3F
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大腸ポリープ

大腸ポリープ|阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニック|麻酔を使った胃カメラ・大腸カメラ

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは、大腸の粘膜がイボ状に隆起した病変のことを指します。大腸ポリープの中には、大腸がんへ進行する可能性のある腺腫(せんしゅ)や鋸歯状病変(SSL)が含まれます。米国の研究データでは、大腸腺腫を内視鏡で切除することで、大腸がんによる死亡率が53%低下することが報告されており、日本でも大腸カメラ検査と大腸ポリープの内視鏡切除が積極的に行われています。

大腸ポリープの症状

大腸ポリープは小さいうちは自覚症状がほとんどありません。しかし、ある程度の大きさになると、便潜血検査で陽性となることがあり、発見のきっかけになります。さらにポリープが大きくなると、がん化し、腹痛、便通異常(便秘・下痢)、血便などの症状を伴うことがあります。

特に以下に該当する方は、大腸カメラ検査をおすすめします。

  • 便潜血検査で陽性を指摘された
  • 家族に大腸がんを発症した方がいる
  • 40歳以上で一度も大腸カメラ検査を受けたことがない
  • 腹痛や便通異常が続いている

大腸ポリープを発見するための検査

大腸ポリープの診断には、以下の検査があります。

  • 大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査/下部消化管内視鏡検査
  • 大腸カプセル内視鏡検査
  • 大腸CT検査

中でも大腸カメラ検査は、最も精度が高く、検査中にポリープを発見した場合、その場で切除が可能なため、早期発見・治療に適しています。

※当院の大腸内視鏡検査について、詳しくは「下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ/大腸内視鏡検査)」をご覧ください。

大腸ポリープの治療

大腸カメラ検査時に大腸ポリープが見つかった場合、がん化のリスクを慎重に判断し、必要に応じて切除を行います。当院では、小〜中程度のサイズの大腸ポリープに対しては日帰りポリペクトミー(内視鏡的大腸ポリープ切除術)を実施しており、その場でスネア(金属の輪)を使用してポリープを根元から切除します。一方で、20mm以上の大きなポリープや、切除後の出血リスクが高いと判断される場合は、安全を最優先し、入院設備のある専門病院をご紹介します。
切除したポリープは病理検査(顕微鏡による詳細な組織検査)を行い、悪性の有無を確認します。がん細胞が深部まで浸潤している場合や、血管やリンパ管を通じた広がり(脈管侵襲)が見られる場合には、追加で外科手術が必要になることがあります。その際は、専門病院と連携し、適切な治療をサポートいたします。

大腸ポリープの検査・治療費用

当院は保険診療を行う医療機関であり、大腸カメラ検査の費用は、厚生労働省の規定に準じています。以下は3割負担の患者様の場合の費用目安です。
1割負担の方は記載の費用の約1/3、2割負担の方は約2/3が目安となります。

3割負担
大腸カメラ検査(観察のみ) 約5,000円
+病理組織検査 +約3,500〜7,000円
大腸ポリープ切除 27,000〜32,000円

※大腸ポリープ切除の有無によって料金体系が異なります。
※一般的な目安であり、診察内容や追加検査により費用が異なる場合があります。
※病理組織検査とは、病変の組織を一部採取して、顕微鏡で確認する検査です。採取する組織の数により費用が変わります。
※大腸ポリープ切除の場合、切除部位の数により費用が変わります。
※初診料・再診料・血液検査等の費用は含まれておりません。