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こんにちは。尼崎市塚口の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
梅雨が明け、暑さが本格化してきました。実はこの時期、「お腹の調子が悪い」「なんとなく胃がもたれる」「食欲がない」といった胃腸の不調を訴える方が増えてきます。
その原因の一つが、自律神経の乱れです。気温・湿度の急な変化や冷房による冷え、睡眠不足、食生活の乱れが重なると、自律神経がうまく働かず、胃腸の働きが鈍くなってしまうのです。今回は自律神経を安定させ、心と身体を整える3つの習慣について解説します。
1. 適度な運動でリズムを取り戻す
運動は自律神経を安定させる最も効果的な方法の一つです。
特におすすめなのが、ウォーキングや軽いジョギング(15〜30分程度)。可能であれば、早朝の涼しい時間帯に行うことで、日光を浴びながら「セロトニン」が分泌され、自律神経が整いやすくなります。
運動により血行も促進され、胃腸の動きが活性化される効果も期待できます。
2. 規則正しい食事で胃腸を守る
- 朝・昼・夕の3食をきちんと摂る
- ジャンクフードや脂っこいものを控える
- 野菜・たんぱく質・発酵食品などをバランスよく摂取する
また、夏場は冷たいものの摂りすぎにより胃腸が冷えて不調を引き起こしやすくなります。常温の水や温かい汁物を意識的に取り入れましょう。
3. 良質な睡眠が自律神経の回復を支える
- 就寝前1時間はスマホ・テレビを控える
- ぬるめのお風呂にゆったり浸かる
- 就寝・起床時間を一定に保つ
良質な睡眠によって、副交感神経が優位となり、胃腸をはじめとする体の修復がスムーズに進みます。
重大な疾患が隠れている場合も
すべての胃腸の不調が自律神経の乱れによるものとは限りません。
胃潰瘍や胃がん、大腸ポリープ、大腸がんなどの疾患が隠れている場合もあり、「なかなか症状が改善しない」「強い痛み」「黒い便や血便」などがある場合は、早期に受診し検査を受けることが重要です。
当院では胃カメラ・大腸カメラに対応しています
当院では、経験豊富な院長が胃カメラ・大腸カメラ検査を担当し、必要に応じて鎮静剤を用いた苦痛の少ない内視鏡検査を提供しています。
まとめ|「夏バテかな?」で済ませずに
夏の胃腸不調は、自律神経の乱れによる一過性のこともありますが、中には重大な病気が隠れていることも。
「ちょっと気になる」「最近お腹の調子が悪い」と感じた方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。