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【最終更新日:2026年5月19日】
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
当院は、胃カメラ・大腸カメラに加え、CT検査による画像診断にも対応している消化器内科クリニックです。
腹痛・下痢・発熱・血便・体重減少など、さまざまな腹部症状に対して、必要に応じて腹部CT検査を行っています。
CTというと、
「がんの検査?」
というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし実際には、腹部CTは日常診療で非常に活躍する検査であり、急な腹痛や炎症、腸の異常などを短時間で評価できる重要な検査です。
今回は、腹部CTがどのような場面で役立つのか、胃カメラ・大腸カメラ・MRIとの違いも含めて、消化器内科専門医がわかりやすく解説します。
腹部CTとは?
腹部CTは、X線を用いて体を輪切り状に撮影することで、臓器・血管・腸管などの状態を立体的に確認できる検査です。
お腹の中は外から見えないため、診察や血液検査だけでは判断が難しいケースもあります。
そのような場合にCTを行うことで、
- ◆ 炎症があるか
- ◆ 腫れやむくみがあるか
- ◆ 腫瘍性病変がないか
- ◆ 腸閉塞や胆石がないか
- ◆ 出血や腹水がないか
などを短時間で確認できます。
検査自体は数分程度で終了し、痛みもありません。
腹部CTはどのような症状で役立ちますか?
腹部CTは、さまざまな腹部症状の原因検索に役立ちます。
◆ 発熱と右下腹部痛
虫垂炎(いわゆる盲腸)の評価に有用です。
特に、
- ◆ 発熱を伴う
- ◆ 歩くと響く
- ◆ 食欲低下がある
などの場合は、CTが診断に役立つことがあります。
◆ 激しい下痢・血便・腹痛
感染性腸炎、虚血性腸炎、炎症性腸疾患などの評価に役立ちます。
大腸カメラが必要になる前段階として、CTで炎症範囲を確認することもあります。
◆ 上腹部痛・背部痛
膵炎、胆石症、胆のう炎などの評価に有用です。
膵臓や胆のうは胃カメラでは直接確認できないため、CTが重要になることがあります。
◆ 体重減少・便通異常
大腸がんや腸管狭窄などのスクリーニングとして行う場合があります。
便秘と下痢を繰り返す方や、急な便通変化がある場合には、内視鏡検査と組み合わせて評価することがあります。
◆ 腹部全体の違和感・膨満感
腹水、腫瘍性病変、腸閉塞などの確認に役立ちます。
「なんとなくお腹の調子が悪い」
という症状の背景に、CTで初めて見つかる病気が隠れていることもあります。
胃カメラ・大腸カメラと腹部CTの違いは?
患者さんから、
「CTと胃カメラ・大腸カメラはどう違うの?」
と質問されることがあります。
それぞれ得意分野が異なります。
| 検査 | 得意な領域 | 特徴 |
|---|---|---|
| 胃カメラ | 食道・胃・十二指腸 | 粘膜を直接観察できる |
| 大腸カメラ | 大腸 | ポリープ切除や生検が可能 |
| 腹部CT | 腹部全体 | 腸の外側・膵臓・胆のう・腹水なども評価可能 |
つまり、
- ◆ 粘膜を詳しくみる → 内視鏡
- ◆ お腹全体を広くみる → CT
というイメージです。
症状に応じて、適切な検査を組み合わせることが重要です。
MRIとの違い
患者さんから、
「CTとMRIはどう違うの?」
と質問されることがあります。
どちらも体の内部を画像で確認する検査ですが、得意な領域や特徴が異なります。
| 特徴 | CT | MRI |
|---|---|---|
| 撮影方法 | X線を使用 | 磁気を使用 |
| 検査時間 | 数分程度 | 20〜40分程度 |
| 得意な領域 | 炎症・出血・腸管・肺など | 肝臓・胆管・膵管・神経など |
| 緊急対応 | 得意 | やや不向き |
| 被ばく | あり | なし |
CTは短時間で広範囲を確認できるため、腹痛や発熱など急性症状の初期評価に非常に有用です。
一方、MRIは胆管や膵管の詳細評価などで力を発揮することがあります。
症状や疑われる病気によって、適切な検査を選択することが重要です。
腹部エコーとの違い
| 特徴 | 腹部エコー | 腹部CT |
|---|---|---|
| 被ばく | なし | あり(低線量で調整) |
| 表現できる範囲 | 腸管ガスや体型の影響を受ける | 広範囲・深部も評価可能 |
| 得意な疾患 | 肝臓・胆のう・腎臓など | 腸炎・膵炎・腫瘍など |
| 検査時間 | 約10〜15分 | 数分程度 |
エコーとCTは競合する検査ではなく、それぞれ特徴が異なります。
当院では症状や緊急性に応じて、適切な検査をご提案しています。
造影CTとは?どんなときに必要になりますか?
CTには、「単純CT」と「造影CT」があります。
造影CTでは、造影剤という薬剤を点滴で投与しながら撮影することで、血流や病変の性質をより詳しく評価できます。
特に以下のような場合では、造影CTが検討されることがあります。
- ◆ 腫瘍性病変の詳細評価
- ◆ 肝臓・膵臓の精密検査
- ◆ 血流障害や血管病変の評価
- ◆ 膿瘍や重症炎症の評価
- ◆ がんの進行度評価
一方で、造影剤アレルギーや腎機能低下がある場合には注意が必要です。
当院では現在、単純CT(造影剤を使用しないCT)に対応しています。
診察や検査結果から、より詳しい評価のために造影CTが必要と判断される場合には、対応可能な高度医療機関へ適切にご紹介しています。
そのため、
- ◆ まず近くの消化器内科で相談したい
- ◆ 緊急性があるか確認したい
- ◆ どの検査が必要かわからない
という方も、まずはお気軽にご相談ください。
当院の腹部CT検査の特徴
- ◆ 院内で即日CT検査に対応
- ◆ 腹痛・発熱など急性症状にも迅速対応
- ◆ 胃カメラ・大腸カメラ・血液検査と組み合わせた総合診断
- ◆ 放射線診断専門医による遠隔読影も実施
- ◆ 消化器専門医が症状に応じて検査を判断
当日の画像確認や診断は院長が行い、必要に応じて提携している放射線診断専門医による遠隔読影も行っています。
そのため、地域のクリニックでありながら、専門性を意識した画像診断体制を整えています。
こんなときは腹部CTを検討します
- ◆ 腹痛・下痢・血便が続いている
- ◆ 発熱を伴う腹部症状がある
- ◆ 急な強い腹痛がある
- ◆ 体重減少がある
- ◆ 膵炎や胆石の既往がある
- ◆ 内視鏡では見えにくい病気を確認したい
- ◆ お腹全体を広く評価したい
よくある質問
◆ CTは被ばくが心配ですが大丈夫ですか?
CTではX線を使用するため被ばくはありますが、必要性を十分考慮したうえで検査を行います。
当院では、必要最小限の範囲・回数で検査を行うことを大切にしています。
◆ 腹部CTだけで胃がんや大腸がんはわかりますか?
大きな腫瘍が見つかることはありますが、早期がんや小さな病変は内視鏡検査のほうが得意です。
そのため、必要に応じて胃カメラや大腸カメラを組み合わせて評価します。
◆ CT検査は痛いですか?
通常の腹部CTは、寝台に横になって撮影するだけの検査で、痛みはありません。
検査時間も短く、数分程度で終了することが多いです。
◆ CT検査は食事制限がありますか?
症状や検査内容によって異なります。
単純CTでは特別な制限が不要な場合もありますが、診察時にご案内しています。
◆ 当日にCT検査はできますか?
症状や予約状況によりますが、当院では院内で即日CT検査に対応できる場合があります。
急な腹痛や発熱など、緊急性が疑われる場合にも迅速な対応を心がけています。
◆ 胃カメラや大腸カメラと同じ日にできますか?
症状や状況によっては、同日に検査を組み合わせることがあります。
患者さんの負担や必要性を考慮しながら、適切な検査計画をご提案しています。
最後に
「この症状でCTが必要?」
と迷われる方も多いと思います。
当院では、必要最小限で適切な検査を行うことを大切にし、症状や経過を丁寧に伺いながら検査をご提案しています。
腹痛・下痢・血便・発熱・体重減少など、お腹の症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。




