
目次
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
「大腸は1.5m以上もあるのに、大腸カメラは1m程度と聞きました。本当に奥の盲腸まで届くのですか?」という疑問を耳にします。実際、大腸カメラは全長が決まっているにもかかわらず、大腸全体を観察することができます。この記事では、その理由と内視鏡医の技術についてわかりやすく解説します。
◆ 大腸の長さと構造
大腸は盲腸から直腸まで続く約1.5〜2mの臓器です。ただしまっすぐに伸びているわけではなく、曲がりくねった「蛇腹」のような構造になっているのが特徴です。食べ物の残りかすや水分を吸収しながら便を形成する過程で、大腸は常に伸びたり縮んだりします。
◆ 大腸カメラの長さは決まっている
大腸カメラ(下部消化管内視鏡)の長さは130cm程度と一定です。「大腸の長さより短いのにどうして奥まで届くのか?」と不思議に思われる方も多いでしょう。ここには大腸の構造と、内視鏡医の熟練した技術が関係しています。
◆ 折り畳みながら挿入する内視鏡医の技術
大腸カメラはただ押し込むのではなく、腸の蛇腹構造をうまく折り畳みながら進めていきます。すると実際に必要な挿入距離は70〜80cm程度で済み、体格や大腸の形にかかわらず盲腸まで観察できるのです。これは単純な機械的な操作ではなく、経験を積んだ内視鏡医の技術によって実現しています。
当院では20,000件以上の内視鏡検査・治療を経験した院長が検査を担当し、眠ったまま受けられる苦痛の少ない大腸カメラを提供しています。大腸カメラの詳細はこちらをご覧ください。
◆ 大腸カメラでわかる病気
大腸カメラは、がんやポリープ、炎症性腸疾患などの診断に有効です。特に大腸ポリープは放置すると将来的にがん化するリスクがあるため、検査中に見つけた場合にはその場で切除できます。
当院では日帰り大腸ポリープ切除も可能です。
◆ 胃カメラとの違い
胃カメラは食道から胃、十二指腸までを観察する検査で、大腸カメラと異なり全長は短めです。両方を組み合わせることで消化管全体の病気を効率的にチェックできます。
胃カメラ検査の詳細はこちらをご覧ください。
◆ 症状と受診の目安
次のような症状がある方は、大腸カメラを検討してください。
- ・便に血が混じる
- ・便秘や下痢が続く
- ・体重が急に減った
- ・健康診断の便潜血検査で陽性を指摘された
- ・40歳を過ぎて一度も大腸カメラを受けていない
◆ 大腸カメラの準備と検査の流れ
検査前日には食事制限を行い、当日は下剤を服用して腸内をきれいにします。検査は眠ったままの状態で行うため、痛みや不快感をほとんど感じずに済みます。検査後は少し休んでから帰宅でき、日常生活にも早く戻れます。
◆ 他の検査との組み合わせ
必要に応じてCTやエコーを併用し、消化管以外の臓器も評価することがあります。これにより腹部全体の健康状態を確認でき、診断の精度が高まります。
◆ まとめ
大腸は長い臓器ですが、大腸カメラは内視鏡医の技術によって折り畳みながら挿入するため、限られた長さでも盲腸までしっかり観察できます。
「本当に奥まで見えるの?」という素朴な疑問も、仕組みを知れば安心につながります。
当院では、患者さんにできる限り快適に受けていただけるよう配慮し、検査から治療まで一貫して行っています。不安や疑問がある方はどうぞお気軽にご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
🏠 当院の公式ホームページはこちら
→ https://tsukaguchi-cl.com/
📍 アクセスページはこちら
→ https://tsukaguchi-cl.com/access/
👨⚕️ 院長プロフィールはこちら
→ https://tsukaguchi-cl.com/clinic/#link04