
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
消化器疾患は年齢や生活習慣に応じてリスクが変わることをご存じでしょうか。若年層では機能性の不調が中心ですが、加齢とともに悪性疾患や生活習慣病に関連する病気が増えていきます。ここでは、年代ごとに注意すべき消化器疾患と、検診の推奨頻度や生活習慣の工夫について、消化器内科専門医が詳しく解説します。
◆ 10〜30代:ストレスや生活リズムの乱れによる疾患
若年層では大きな臓器疾患は少ないものの、生活環境や精神的ストレスの影響を受けやすい年代です。
- ・過敏性腸症候群(IBS):受験、就職、職場環境の変化などで発症しやすい。便秘型は女性、下痢型は男性に多い傾向。
- ・急性胃腸炎:ウイルスや細菌が原因で、集団生活や外食が多い若者で増加。
- ・逆流性食道炎:夜食やファストフード、炭酸飲料の多飲が関与。近年若い世代でも増えています。
検診の目安:特に大きな定期検査は必要ありませんが、長引く症状がある場合は早めに内視鏡検査を受けることが安心につながります。
◆ 40〜50代:生活習慣病やポリープが増える年代
働き盛りで不規則な生活や過度の飲酒・喫煙、運動不足が重なると、消化器疾患のリスクが高まります。
- ・脂肪肝・肝機能障害:飲酒や肥満、糖尿病と深く関連。放置すると肝硬変や肝がんに進展する可能性も。
- ・胆石症:特に女性に多く、閉経前後で発症リスクが上がります。
- ・胃・大腸ポリープ:この年代で見つかったポリープを適切に切除することで、将来の胃がん・大腸がん予防につながります。
検診の目安:40歳を過ぎたら胃がん検診(胃カメラ)と大腸がん検診(便潜血検査)を受けましょう。ポリープや異常が見つかった場合は大腸カメラでの確認・切除が勧められます。
◆ 60代以降:悪性腫瘍のリスクが一気に上昇
高齢になると消化器のがんが顕著に増えてきます。早期発見には定期的な内視鏡検査が欠かせません。
- ・胃がん:ピロリ菌感染の既往がある方は特に要注意。除菌後でもリスクはゼロになりません。
- ・大腸がん:血便や便潜血陽性、貧血がサイン。早期は症状が乏しいため定期検査が重要。
- ・膵がん・胆道がん:初期は症状がほとんどなく、進行してから見つかることが多い。糖尿病の悪化や黄疸で発見されることがあります。
検診の目安:60代以上は2年ごとの胃カメラと、5年ごとの大腸カメラが推奨されます。胆道・膵臓疾患はエコーやCTによるチェックが有用です。
◆ 年齢を問わず意識したい生活習慣
消化器疾患の予防には生活習慣の改善が欠かせません。
- ・過度の飲酒を控える:食道がんや肝障害のリスクを下げます。
- ・禁煙:胃潰瘍や膵がん、食道がんの予防に直結します。
- ・野菜や果物を積極的に:食物繊維や抗酸化物質が大腸がん予防に効果的。
- ・適度な運動:便通改善、肥満防止、代謝改善につながります。
こうした生活習慣はどの年代でも有効であり、日常の積み重ねが将来の健康を左右します。
◆ まとめ
消化器疾患は年齢によって特徴があり、若年層ではストレスや感染症、中年層では生活習慣病、高齢層では悪性疾患が中心となります。
定期的な検診と、生活習慣の改善が病気の予防と早期発見につながります。
当院では眠ったまま受けられる胃カメラや大腸カメラ、さらにCTやエコーなどを組み合わせ、幅広い年代の方に適切な診療を行っています。
「自分はまだ大丈夫」と思わず、年齢に応じた検診をぜひ受けてください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
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