
こんにちは。尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
痔(いぼ痔・切れ痔・痔ろう)は、多くの方が経験する身近な病気です。出血や痛みで不安を感じる方も多く、生活の質に影響を及ぼすことがあります。
「おしりをあたためると楽になる」と聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はなぜ痔のときに温めると良いのか、そして具体的なあたため方について解説します。
なぜ温めると良いのか
痔の症状が悪化する原因の一つは、血流の滞りです。長時間の座位や便秘、冷えによって血流が悪くなると、肛門周囲のうっ血や炎症が強まり、痛みや出血が悪化します。
温めることで次のような効果が期待できます。
- ■血流改善:温熱で血管が広がり、うっ血がやわらぎます。
- ■痛みの緩和:筋肉の緊張がやわらぎ、肛門周囲の不快感が軽減します。
- ■治癒促進:血流改善によって酸素や栄養が届きやすくなり、炎症の回復を助けます。
- ■排便時の負担軽減:緊張が取れることでスムーズに排便しやすくなります。
おすすめの温め方
温め方にはいくつか方法があり、生活スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
- ■座浴(おしりだけをぬるま湯に浸ける方法)
40℃前後のぬるま湯で5〜10分ほどおしりを浸すと、血流が改善されリラックスできます。浴槽でも洗面器でも可能です。 - ■温かいシャワーをあてる
座浴が難しい場合は、ぬるめのお湯を肛門周囲にやさしくあてるだけでも効果的です。 - ■蒸しタオルやカイロ
外出先などでは、清潔な蒸しタオルやカイロを下着の上からあてる方法も簡便です。ただし低温やけどに注意してください。 - ■全身を温める
入浴や足湯などで全身を温めることも、全体的な血流改善につながります。
注意点
- ■熱すぎるお湯は逆効果になり、炎症や皮膚トラブルを悪化させる可能性があります。
- ■長時間の温めすぎも避け、適度な時間にとどめましょう。
- ■発熱や強い腫れを伴う痔ろう・膿瘍のときは温めるだけでは改善しません。すぐに受診が必要です。
受診の目安
温めても症状が改善しない場合や、次のような症状があるときは医療機関を受診してください。
- ■出血が続く、または大量に出る
- ■激しい痛みがある
- ■肛門周囲が腫れて熱をもっている
- ■痔が何度も再発している
痔の症状の裏に、大腸ポリープや大腸がんなど他の病気が隠れている場合もあります。
必要に応じて大腸カメラや各種検査で確認することが大切です。
まとめ
痔のときにおしりを温めることは、血流を良くし、痛みを和らげ、症状改善に役立ちます。
ただし「温めれば治る」というわけではなく、繰り返す痔や強い症状がある場合は医療機関での診察が必要です。
気になる症状がある方は、尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックまでお気軽にご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
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