
こんにちは。尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
私たちのクリニックには「お腹の痛みが続く」「下痢が治らない」「検査で異常がないと言われたが症状がある」といったご相談が数多く寄せられます。
その中には「グルテン不耐症」というあまり聞きなれない状態が関わっている場合があります。今回は、その特徴やチェックの方法、受診の目安についてわかりやすくご説明します。
グルテン不耐症とは?
グルテン不耐症は、小麦や大麦・ライ麦などに含まれるたんぱく質「グルテン」を摂取した際に体調不良を起こす状態を指します。
「小麦アレルギー」や「セリアック病」と異なり、明確な診断基準はまだありませんが、実際に不調を感じる方が存在することは事実です。
どんな症状が出るの?
代表的な症状は以下の通りです。
- 腹痛やお腹の張り
- 慢性的な下痢や軟便
- 便秘と下痢を繰り返す
- 疲れやすさ、集中力の低下
- 皮膚のかゆみや発疹
- 頭痛
これらの症状は過敏性腸症候群や消化不良、胃腸炎などと区別が難しいことがあります。
なぜ起こるの?
原因は完全にはわかっていません。考えられているのは次のような要因です。
- グルテンを分解する酵素が不足している
- 腸のバリア機能が弱まっている
- 自律神経や免疫の過敏な反応
生活習慣やストレスも関与している可能性があります。
セルフチェックのヒント
下記のような傾向がある場合は、グルテン不耐症の可能性を疑う価値があります。
- パンやパスタを食べた後にお腹の不快感が出やすい
- 小麦を控えると症状が軽くなる
- 下痢や腹痛が数週間以上続いている
- 整腸剤を使っても改善しない
ただし、自己判断で小麦を完全に除去する前に、まずは医療機関で相談することが大切です。
どんな検査で調べるの?
グルテン不耐症そのものを確定する検査は現状ありません。しかし、他の病気を除外することが重要です。当院では以下の検査が可能です。
これらを組み合わせることで、炎症性腸疾患やセリアック病などの重篤な疾患を除外し、安心につなげていきます。
治療と予防の考え方
グルテン不耐症と考えられる場合、治療の中心は「食事の工夫」です。
- パン、パスタ、うどんなど小麦を主原料とする食品を控える
- 米やそば、とうもろこしを主食として取り入れる
- 外食や加工食品では「小麦粉使用」の有無を確認
ただし完全な除去食を続けるのは大変ですし、栄養の偏りが起こる場合もあるため、医師や栄養士のアドバイスを受けることをおすすめします。
受診の目安
以下のような症状が続く場合は、ぜひ医療機関へご相談ください。
- 原因不明の下痢や腹痛が2週間以上続く
- 体重が減ってきた
- 便に血が混じる
- 市販薬を使っても改善しない
当院では、眠ったまま受けられる胃カメラ・大腸カメラや、日帰り大腸ポリープ切除にも対応しております。
院長は京都大学医学部附属病院や大阪国際がんセンターで20,000件以上の内視鏡検査・治療を担当してきた経験があり、安心して検査を受けていただけます。
まとめ
グルテン不耐症は、診断が難しいながらも実際に困っている方がいらっしゃる状態です。
「気のせいかも」と思って我慢せず、気になる症状が続くときはぜひご相談ください。
私たち尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックは、地域の皆さまの不安を少しでも和らげるお手伝いをいたします。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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