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尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
「下痢が長く続いている」
「整腸剤や下痢止めを飲んでも改善しない」
「検査をしても異常なしと言われた」
このような慢性的な下痢の中には、比較的まれではあるものの、「胆汁性下痢(たんじゅうせいげり)」という病気が隠れていることがあります。
胆汁性下痢は一般にはあまり知られていませんが、適切に診断し治療を行うことで、症状の改善が期待できる場合があります。
今回は、胆汁性下痢の特徴や原因、検査、治療について、尼崎市・塚口の消化器内科がわかりやすく解説します。
胆汁性下痢とは?
胆汁性下痢とは、胆汁酸という消化液の成分が大腸へ過剰に流れ込むことで起こる下痢です。
胆汁酸は本来、脂肪の消化吸収を助ける役割があります。通常は小腸で再吸収されますが、何らかの原因で再吸収がうまくいかないと、大腸へ流れ込み、大腸を刺激して下痢を引き起こします。
下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)と似た症状を示すこともあり、見逃されているケースもあると考えられています。
胆汁性下痢ではどのような症状がみられますか?
胆汁性下痢では、以下のような症状がみられることがあります。
- ◆ 水のような下痢が続く
- ◆ 食後に急な便意が起こる
- ◆ 朝に何度もトイレへ行く
- ◆ お腹がゴロゴロする
- ◆ 腹痛を伴うことがある
- ◆ 脂っこい食事で悪化しやすい
- ◆ 整腸剤や下痢止めで改善しにくい
一方で、血便や高熱などは通常あまり目立ちません。
胆汁性下痢はどのような人に起こりやすい?
胆汁性下痢は、以下のような方で起こりやすいとされています。
- ◆ 胆嚢摘出手術後
- ◆ 胃切除後
- ◆ 小腸の病気や手術歴がある方
- ◆ 長期間、慢性的な下痢が続いている方
特に胆嚢摘出後は、胆汁の流れ方が変化することで、胆汁酸が大腸へ流れ込みやすくなることがあります。
ただし、手術歴がない方でも胆汁性下痢を起こすことがあります。
そのため、
「手術していないから違う」
とは言い切れません。
慢性的な下痢では、大腸カメラでほかの病気を除外することが重要です
慢性的な下痢では、まずほかの病気が隠れていないか確認することが大切です。
特に、以下のような病気を除外する必要があります。
- ◆ 潰瘍性大腸炎
- ◆ クローン病
- ◆ 大腸がん
- ◆ 感染性腸炎
- ◆ 顕微鏡的大腸炎
そのため、症状や経過によっては大腸カメラ検査をご提案することがあります。
当院では、鎮静剤を使用した【眠ったまま受けられる】大腸カメラに対応しており、苦痛や不安に配慮した検査を心がけています。
胆汁性下痢はどのように診断しますか?
日本では胆汁性下痢を直接診断する特殊検査が一般的ではないため、以下を総合的に判断して診断を行います。
- ◆ 症状の特徴
- ◆ 胆嚢摘出や胃切除などの既往歴
- ◆ 大腸カメラ結果
- ◆ ほかの病気が否定的かどうか
また、治療薬への反応をみながら診断することもあります。
胆汁性下痢にはコレバインが有効なことがあります
胆汁性下痢では、「コレバイン(コレスチミド)」という薬が有効な場合があります。
コレバインは、胆汁酸を吸着することで、大腸への刺激を減らし、下痢を改善する作用があります。
慢性的な下痢でお困りの方の中には、この薬で症状が改善するケースがあります。
ただし、すべての下痢に有効というわけではなく、症状や原因に応じた適切な診断が重要です。
Q&A|下痢が続く場合は消化器内科を受診した方がよいですか?
はい。数週間以上続く下痢や、繰り返す下痢がある場合は、消化器内科への相談をご検討ください。
過敏性腸症候群だけでなく、潰瘍性大腸炎や胆汁性下痢など、治療につながる病気が隠れていることがあります。
Q&A|胆汁性下痢は大腸カメラでわかりますか?
胆汁性下痢そのものを大腸カメラだけで確定診断することは難しいですが、潰瘍性大腸炎などほかの病気を除外するために重要な検査です。
慢性的な下痢では、大腸カメラが診断の助けになることがあります。
このような場合は消化器内科へご相談ください
- ◆ 下痢が長期間続いている
- ◆ 原因不明の下痢を繰り返す
- ◆ 食後に急な便意が起こる
- ◆ 胆嚢摘出後から下痢が続いている
- ◆ 胃切除後から便通異常がある
- ◆ 整腸剤で改善しない
- ◆ 大腸カメラを受けたことがない
当院で対応できる検査・診療内容
- ◆ 慢性的な下痢の診療
- ◆ 血便・腹痛・便秘の診療
- ◆ 大腸カメラ検査
- ◆ 胃カメラ検査
- ◆ 腹部CT検査
- ◆ 潰瘍性大腸炎など炎症性腸疾患の診療
- ◆ 日帰り大腸ポリープ切除
阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックは、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の消化器内科・内視鏡内科クリニックです。
胃痛、腹痛、下痢、便秘、血便、便潜血陽性などの相談に対応しており、鎮静剤を使用した胃カメラ・大腸カメラ、胃カメラと大腸カメラの同日検査、日帰り大腸ポリープ切除、腹部CT検査にも対応しています。
まとめ
慢性的な下痢の中には、比較的まれながら胆汁性下痢が隠れていることがあります。
特に胆嚢摘出後や胃切除後の方で起こりやすい一方、手術歴がなくてもみられることがあります。
まずは大腸カメラなどで潰瘍性大腸炎などの病気を除外したうえで、症状に応じた診断・治療を進めることが大切です。
下痢が長引く場合や、原因不明の症状でお困りの方は、早めに消化器内科へご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。














