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尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
「焼肉を食べたあと、決まってお腹を壊す」
「美味しく食べたはずなのに、帰宅後にトイレへ直行…」
このようなお悩み、実は外来でもよく耳にします。
焼肉=脂っこい、というイメージから「脂やタレが原因」と思われがちですが、
実際にはそれ以外にもいくつかの理由が考えられます。
ちなみに、焼肉は院長の好物でもありますが、
院長自身も焼肉を食べるとお腹を壊すことがあります。
(お酒を控えめにしても、です…)
◆ 原因① 肉の脂による胆汁分泌の急増
焼肉には、牛カルビやホルモンなど脂質の多い部位が多く含まれます。
脂肪を消化するために、体は胆汁を大量に分泌します。
この胆汁には腸を刺激する作用があり、
人によっては腸の動きが一気に活発化して下痢を引き起こします。
◆ 原因② タレや香辛料による腸への刺激
焼肉のタレには、にんにく・唐辛子・コチュジャンなどの香辛料が含まれています。
これらは胃腸を刺激しやすく、特に空腹時や疲れているときには影響が出やすくなります。
「タレ多め派」の方ほど、症状が出やすい傾向があります。
◆ 原因③ たんぱく質の過剰摂取
焼肉では、短時間に大量の肉を食べることが多くなります。
消化しきれなかったたんぱく質が腸内で分解されると、
腸内環境が乱れ、下痢や腹部膨満感につながることがあります。
◆ 原因④ 腸の反射(胃・結腸反射)
食事をとると、胃に刺激が加わることで大腸が反射的に動き出す現象を
「胃・結腸反射」と呼びます。
焼肉のように量が多く、刺激の強い食事ではこの反射が強く起こり、
食後すぐに便意や下痢を感じることがあります。
◆ 原因⑤ 過敏性腸症候群(IBS)の可能性
「焼肉に限らず、外食や脂っこい食事で下痢になりやすい」
「緊張するとお腹を壊す」
こうした方は、過敏性腸症候群(IBS)が背景にある可能性もあります。
IBSでは、腸が刺激に過敏に反応するため、
焼肉のような食事が引き金になりやすいのです。
◆ 下痢を防ぐためにできる工夫
- ・脂身の少ない赤身肉を選ぶ
- ・タレは控えめにし、塩やレモンで食べる
- ・よく噛んでゆっくり食べる
- ・空腹状態で一気に食べない
- ・体調が悪い日は無理をしない
それでも症状が繰り返す場合は、消化管の病気や腸の機能異常が隠れていることもあります。
◆ まとめ
焼肉後の下痢は、脂やタレだけでなく、
胆汁分泌・腸の反射・体質や腸の敏感さなど、複数の要因が重なって起こります。
「焼肉を食べると必ずお腹を壊す」という方は、
体質だからと諦めず、一度消化器内科にご相談ください。
当院では、症状に応じて生活指導やお薬の調整、必要な検査を行い、
無理なく食事を楽しめる体づくりをサポートしています。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
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