
目次
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
「おなかがパンパンに張る」「ガスが抜けずに苦しい」「下腹部に鈍い痛みがある」——
こうした症状は日常的によく見られ、原因は食事・腸の動き・ストレス・腸内環境の乱れなどさまざまです。
放っておくと便秘や過敏性腸症候群(IBS)に発展することもあるため、早めの対応が大切です。
◆ ガスが溜まる主な原因
① 空気の飲み込み(呑気症)
食事中の会話や早食い、ガム・飴などで空気を多く飲み込むことで、胃腸にガスがたまります。
ストレスが強いときにも無意識に空気を飲み込みやすくなります。
② 腸の動きの低下
腸の動き(蠕動運動)が鈍くなると、ガスや便が通過しにくくなります。
とくに便秘気味の方では、ガスが腸内で滞留しやすく、お腹の張りや痛みが出やすくなります。
③ 腸内細菌バランスの乱れ
腸内環境が乱れると、発酵ガス(メタンや水素)が過剰に発生します。
抗生剤の服用、ストレス、偏った食事などが原因となることがあります。
④ 食事内容の影響
以下のような食品はガスを発生しやすいため注意が必要です。
- ・豆類、玉ねぎ、ブロッコリー、キャベツ
- ・炭酸飲料
- ・人工甘味料(ソルビトールなど)を含む食品
⑤ 過敏性腸症候群(IBS)
腸に炎症がないにもかかわらず、ストレスや自律神経の乱れで腸が過敏に反応する状態です。
「ガス型IBS」では、張り・おなら・腹鳴などが中心症状となります。
◆ 自宅でできる対策
- ・炭酸飲料やガスの出やすい食材を控える
- ・よく噛んでゆっくり食べる
- ・就寝前のストレッチや深呼吸でリラックス
- ・腸内環境を整える(ヨーグルトや発酵食品の摂取)
- ・便秘を改善し、ガスの通りを良くする
◆ 病院で行う検査
ガスが続く場合、原因を明らかにするために以下の検査を行います。
- ・胃カメラ検査(ページはこちら):胃や十二指腸の動き・炎症・逆流を確認
- ・大腸カメラ検査(ページはこちら):炎症性腸疾患・ポリープ・腸の狭窄を除外
- ・腹部エコー:肝臓・胆のう・腸管のガス貯留や便の有無を評価
- ・腹部CT:腸閉塞や腫瘍などの有無を確認
- ・血液検査:炎症・感染・肝胆膵機能の異常をチェック
◆ 処方薬の例
原因に応じて、以下のような薬を使用します。
- ・ガスモチン(モサプリド):胃腸の動きを高めてガスを排出しやすくする
- ・セレキノン(トリメブチン):腸の緊張を和らげ、張りや痛みを改善
- ・ビオフェルミン・ラックビー:腸内細菌のバランスを整える整腸剤
- ・ガスコン(シメチコン):腸内の気泡を潰してガスを減らす
- ・酸化マグネシウム・ラグノス:便秘によるガス溜まりを改善
- ・大建中湯(たいけんちゅうとう):腸の血流を改善し、冷えや張りを和らげる漢方薬
これらを組み合わせることで、腸の動きを整え・ガスを減らし・痛みを緩和することが可能です。
過敏性腸症候群(IBS)が疑われる場合は、自律神経を整える薬(イリボー、トランコロンなど)を併用することもあります。
◆ まとめ
おなかの張りや痛みは、ガスの溜まりだけでなく、腸や胃の働きの異常が関係していることがあります。
生活改善で治らない場合は、胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコーなどで原因を調べ、適切な薬で腸の状態を整えることが大切です。
「張って苦しい」「ガスが抜けない」と感じるときは、どうぞお気軽にご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
🏠 当院の公式ホームページはこちら
→ https://tsukaguchi-cl.com/
📍 アクセスページはこちら
→ https://tsukaguchi-cl.com/access/
👨⚕️ 院長プロフィールはこちら
→ https://tsukaguchi-cl.com/clinic/#link04

