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尼崎市・塚口の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
脂肪肝といえば、「肥満がある方の病気」と思われがちですが、やせているのに脂肪肝を指摘されるケースも増えています。実は、体重だけでなく体内の代謝バランスが重要な鍵を握っているのです。
本記事では、やせている人の脂肪肝の原因や対策、そして最近注目されている疾患名の変更について解説します。
NAFLDからMASLDへ ― 病名が変わりました
これまで脂肪肝の中でも「アルコールが原因でないもの」を「NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)」と呼んできましたが、2023年以降、国際的なガイドラインで「MASLD(代謝異常に関連した脂肪性肝疾患)」という新しい名称に変更されました。
なぜ変更されたの?
- 「非アルコール性」という消極的な定義ではなく、代謝異常という“原因”に焦点を当てた前向きな定義に変わったためです。
- 肥満だけでなく、やせ型でも糖代謝異常・脂質異常・高血圧などの代謝リスクがある人はMASLDに含まれます。
やせていても脂肪肝になる理由
やせていても以下のような原因で脂肪肝を発症することがあります。
- ・筋肉量が少なく、基礎代謝が低い
- ・栄養バランスが悪く、炭水化物中心の食生活
- ・血糖値・中性脂肪が高め(隠れメタボ)
- ・運動不足で脂肪が肝臓にたまりやすい体質
体重やBMIだけでは判断できないため、血液検査や腹部エコーなどでの定期的な評価が重要です。
脂肪肝を放置するとどうなる?
MASLD(旧NAFLD)の中には、進行性の肝障害に移行するタイプがあり、以下のようなリスクがあります。
- ・NASH(非アルコール性脂肪肝炎)への進展
- ・肝線維化・肝硬変
- ・肝がんの発症
早期に発見し、生活習慣の改善や必要に応じた治療で進行を食い止めることが大切です。
当院の腹部エコーは最新機器で対応しています
当院では、高精度な超音波診断装置を使用し、肝臓の脂肪化の程度や肝硬度(硬さ)も評価可能です。
- ・検査時間は10分程度
- ・放射線被ばくなし
- ・空腹時に行うことでより正確な診断が可能
血液検査と合わせて評価し、生活習慣や内服の必要性などを総合的に判断します。
まとめ|やせていても油断せず、まずは検査を
脂肪肝は自覚症状がほとんどありませんが、知らないうちに進行する病気です。
「私はやせているから大丈夫」と思っている方こそ、血液検査や腹部エコーでの評価をおすすめします。
気になる方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・大阪市などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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