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尼崎市・塚口の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
「コロナやインフルエンザが治ったのに、胃腸の調子が戻らない」「下痢や胃もたれが続く」――このような症状を訴える方が少なくありません。
実は、ウイルス感染後に起こる「感染後胃腸症状」には、いくつかの明確なメカニズムがあります。
今回は、感染後に胃腸の不調が続く理由と、回復のための対策を消化器内科の視点から解説します。
◆ 感染後の胃腸症状とは?
ウイルス感染症(新型コロナ、インフルエンザ、ノロウイルスなど)の回復後に、胃のむかつき・食欲不振・下痢・腹部膨満感・便通異常などが続く状態を指します。
感染が治った後でも、腸や胃の機能が一時的に乱れていることが原因です。
この状態は、感染性胃腸炎のあとだけでなく、呼吸器感染(風邪・インフルエンザ・コロナなど)のあとにも見られることがあります。
◆ 胃腸不調が続くメカニズム
① 腸内細菌バランスの乱れ(ディスバイオーシス)
感染時にウイルスや炎症の影響で腸内環境が崩れると、善玉菌が減少し、悪玉菌が増加します。
腸内細菌のバランスが崩れることで、ガス・下痢・便秘・腹部膨満などの症状が出やすくなります。
② 自律神経の乱れ
ウイルス感染後は、体の回復過程で自律神経のバランスが崩れやすくなります。
胃腸は自律神経の支配を強く受けており、交感神経が優位になると胃腸の動きが低下し、胃もたれや便秘の原因になります。
③ 粘膜の修復遅延
感染時の炎症で胃や腸の粘膜が傷つくと、完全に治るまでに時間がかかります。
この修復が遅れると、刺激物やストレスに対して過敏に反応する腸となり、いわゆる「過敏性腸症候群(IBS)型の症状」を呈することもあります。
④ 免疫・炎症の持続
一部の人では、感染後も軽度の炎症や免疫活性が続き、腸の知覚過敏や運動異常が残ることがあります。
この状態は「感染後腸症候群(post-infectious IBS)」と呼ばれます。
◆ よくみられる症状
- ・食後の胃もたれ、胃の張り
- ・下痢や軟便が長引く
- ・ガスがたまりやすい、腹鳴
- ・食欲不振や倦怠感
- ・お腹の痛みや違和感
これらの症状は、感染から数週間~数か月にわたって続くことがあり、放置すると慢性化することもあります。
◆ 検査で確認しておきたいこと
症状が長引く場合、次のような検査を行って他の疾患を除外することが重要です。
◆ 対策と回復のためのポイント
① 食事の工夫
- ・脂っこい食事や刺激物(唐辛子・アルコール・カフェイン)は控える
- ・おかゆ・うどん・スープなど消化の良い食事を選ぶ
- ・発酵食品(ヨーグルト・納豆)で腸内環境を整える
- ・食べすぎ・早食いを避ける
② 水分と電解質を補う
下痢が続く場合は、経口補水液や味噌汁などで水分と塩分をバランスよく補給します。
③ 腸内環境を整える薬の活用
- ・整腸剤(ビオフェルミンR、ミヤBMなど)
- ・消化管運動改善薬(ガスモチン、アコファイドなど)
- ・漢方薬(六君子湯、大建中湯など)
- ・下痢が続く場合は止瀉薬(ロペミンなど)を慎重に使用
④ 自律神経の回復を意識する
- ・睡眠をしっかりとる
- ・軽い運動やストレッチで血流を促す
- ・ストレスをためこまない(リラックス習慣を)
◆ いつ受診すべき?
以下のような場合は、単なる回復過程ではなく、別の疾患が隠れていることもあるため、受診をおすすめします。
- ・2週間以上下痢や腹痛が続く
- ・便に血が混じる
- ・体重が減少している
- ・食欲が長期間戻らない
- ・強い倦怠感が続く
◆ まとめ|ウイルス感染後の胃腸不調は「体のリズムの乱れ」
コロナやインフルエンザの回復後に起こる胃腸不調は、腸内環境・自律神経・粘膜修復の乱れが関係しています。
ほとんどは時間とともに改善しますが、長引く場合は専門医による評価とサポートが重要です。
当院では、胃腸の回復をサポートする内服調整や生活指導を行っています。
お腹の不調が続く方は、どうぞお気軽にご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
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