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こんにちは。
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
近年、レストランやイベントなどで「ジビエ料理」を目にする機会が増えました。
鹿肉や猪肉などは、ヘルシーで栄養価が高い食材として注目されています。
一方で、消化器内科の外来では、
ジビエ摂取後の腹痛・下痢・発熱といった相談を受けることもあります。
今回は、ジビエを安全に楽しむために知っておきたい注意点を、
消化器内科医の立場から解説します。
■ ジビエとはどのような食材でしょうか
ジビエとは、狩猟によって捕獲された野生鳥獣の肉を指します。
- ・鹿肉
- ・猪肉
- ・鴨肉 など
脂肪が少なく、高たんぱく・低カロリーである点が魅力ですが、
家畜とは異なるリスクがあることも理解しておく必要があります。
■ 消化器内科医が特に注意するポイント
ジビエを食べる際に、消化器内科医として特に注意している点は以下の3つです。
- ・寄生虫感染
- ・細菌・ウイルスによる食中毒
- ・消化器症状の悪化
■ 寄生虫感染のリスク
野生動物は、寄生虫を保有している可能性があります。
特に注意が必要なのは、
- ・旋毛虫(トリヒナ)
- ・肺吸虫
- ・肝蛭(かんてつ)
これらは、加熱不十分な肉を食べることで感染することがあります。
感染すると、
- ・腹痛
- ・下痢
- ・発熱
- ・筋肉痛
などの症状が出ることがあり、重症化するケースも報告されています。
■ 生食・レアは避けるべきです
消化器内科医の立場からは、
ジビエの生食やレア調理はおすすめできません。
「新鮮だから大丈夫」「専門店だから安心」と思われがちですが、
見た目や鮮度だけでは安全性は判断できません。
厚生労働省も、ジビエについては十分な加熱調理を強く推奨しています。
■ 食中毒のリスクにも注意が必要です
ジビエは、捕獲から解体・流通までの過程で、
細菌に汚染されるリスクがあります。
- ・腸管出血性大腸菌
- ・サルモネラ菌
- ・カンピロバクター
これらは、腹痛や激しい下痢、血便の原因となります。
特に、
- ・高齢者
- ・小児
- ・持病のある方
では、重症化のリスクが高くなるため注意が必要です。
■ 胃腸が弱い方は特に注意を
ジビエは、一般的な肉に比べて、
- ・筋繊維が硬い
- ・消化に時間がかかる
という特徴があります。
そのため、
- ・胃もたれしやすい方
- ・慢性胃炎や逆流性食道炎のある方
- ・過敏性腸症候群の方
では、症状が悪化することがあります。
■ ジビエを安全に楽しむためのポイント
ジビエを食べる際は、次の点を意識してください。
- ・信頼できる施設で適切に処理された肉を選ぶ
- ・中心部までしっかり加熱する
- ・体調がすぐれないときは避ける
- ・食後の体調変化に注意する
■ 食後にこんな症状が出たら受診を
ジビエを食べた後に、
- ・強い腹痛
- ・下痢が続く
- ・発熱
- ・血便
といった症状がある場合は、
食中毒や感染症の可能性も考えられます。
早めに医療機関へ相談することが大切です。
■ まとめ
ジビエは、魅力的で栄養価の高い食材ですが、
安全に食べるためには注意点を理解することが欠かせません。
特に消化器症状が出た場合は、
「一時的なもの」と自己判断せず、早めに相談することが安心につながります。
胃腸症状でお困りの際は、
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックまで、
お気軽にご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。














