
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
当院には、日々多くの方が「便が出にくい」「おなかが張って苦しい」「長年便秘に悩まされている」といったお悩みで来院されます。
便秘はありふれた症状ですが、すべてが「体質だから」「年齢のせいだから」で片付けられるわけではありません。なかには、大腸がんや慢性炎症性疾患といった重大な病気が隠れている場合もあります。
また、便秘がきっかけで大腸カメラをすると、大腸がんの芽となる大腸ポリープを早期に発見し切除できるケースもあります。
便秘にはタイプがある|一次性と二次性
まず、便秘は大きく以下の2つに分けられます。
- 一次性便秘(機能性便秘):生活習慣やストレス、加齢などが原因。
- 二次性便秘(器質性・症候性便秘):大腸がんや内分泌疾患など、病気が原因。
以下のような便秘症状には注意が必要です
- ■ 急に便秘になった:大腸がんなどの腫瘍によって、腸が詰まりかかっている可能性も
- ■ 血便が出る:痔だけでなく、大腸ポリープや大腸がんのサインかも
- ■ 下痢と便秘を繰り返す:IBS(過敏性腸症候群)の疑い。投薬によって症状が改善できる場合があります
- ■ 強い腹痛・体重減少・貧血がある:大腸がんや炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)を示唆する重要なサイン
大腸カメラで原因精査が可能です
市販薬でしのいでいる方も多いですが、原因を特定せずに薬を使い続けるのはリスクがあります。
当院では、大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)による精密検査を行っており、必要があればその場でポリープ切除も可能です。鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査にも対応しています。
放置せずに、早めのご相談を
「こんなことで受診していいの?」と遠慮される方もいますが、小さな違和感が大きな病気のサインであることも。ぜひ一度ご相談ください。
まとめ|便秘の背後にある“見えない病気”に気づく
便秘は誰にでも起こりうる身近な症状ですが、その中に重大な病気の兆候が隠れていることもあります。
以下のような症状がある場合は、消化器専門の当院までご相談ください。
- ■ 急な便秘
- ■ 血便
- ■ 下痢と便秘の繰り返し
- ■ 強い腹痛や体重減少
皆さまの安心と健康のために、当院が全力でサポートいたします。