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尼崎市・塚口の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
大腸カメラでポリープを切除した後、出血を防ぐためにクリップで傷口を閉じる(縫縮する)ことがあります。
このとき患者さんからよくいただく質問が、
「このクリップは体の中でどうなるんですか?」というものです。
今回は、そのクリップの仕組みや安全性、日常生活での注意点についてわかりやすく解説します。
● クリップとは?
内視鏡で使われる止血・縫縮用クリップは、ポリープを切除した後の血管や粘膜を一時的に閉じるための医療器具です。
外科手術のホチキスのような役割を果たし、出血を防ぎ、傷の治りを助けます。
材質は医療用金属(主にステンレスやチタン)で作られており、体に害のない素材です。
MRIなどの検査にも耐えられるものが使用されています。
● なぜクリップを使うの?
大腸ポリープを切除したあと、傷口から出血することがあります。特に以下のような場合にクリップが使われます。
- ・ポリープがやや大きい(5mm以上)
- ・血管が太い場所にある
- ・高血圧や抗血小板薬(バイアスピリンなど)を内服中
- ・出血リスクを下げたい場合(高齢者など)
クリップで傷口を閉じることで、出血を予防し、術後の安全性を高めることができます。
● クリップは体の中でどうなる?
使用したクリップはそのまま体の中に残りますが、数日~数週間のうちに自然に外れて排出されます。
消化管の粘膜は再生が早く、傷がふさがるとクリップが自然に取れて便と一緒に排泄されます。
- ・通常は1〜3週間程度で自然脱落
- ・まれに1〜2か月残ることもありますが、心配はいりません
- ・脱落しても痛みや違和感を感じることはほとんどありません
体の中に永久に残るわけではなく、自然に排出されるように設計されています。
● クリップが残っている間に気をつけること
クリップがついている期間は、傷口を刺激しないように注意が必要です。
- ・1週間程度は激しい運動を避ける
- ・医師の指示がある場合はアルコールを控える
- ・抗血小板薬・抗凝固薬の再開時期は医師の指示に従う
- ・出血(血便)が続く場合は早めに受診する
日常生活や入浴、排便などは通常どおりで問題ありません。
● MRI検査は受けられる?
現在使用されている内視鏡用クリップは、MRI対応(非磁性体)のものがほとんどです。
ただし、検査施設によっては安全確認のために装着からの期間を確認されることがあります。
そのため、MRIを受ける予定がある場合は、「最近大腸ポリープ切除を受けた」と伝えるようにしましょう。
● クリップが外れたときの症状は?
クリップが自然に外れても、体感できる症状はほとんどありません。
便の中に混ざっていても気づかないことがほとんどです。
痛み・出血・違和感などがなければ、特に問題ありません。
● 当院でのポリープ切除とフォローアップ
当院では、大腸カメラ検査にて発見されたポリープを、その場で安全に切除できる日帰りポリープ切除に対応しています。
また、必要に応じてクリップによる縫縮を行い、出血予防に努めています。
ポリープ切除後は経過をしっかりフォローし、必要に応じて再検査を行います。
鎮静剤を使用した眠ったままの検査にも対応しておりますので、初めての方でも安心して受けていただけます。
● まとめ|クリップは安全に自然脱落します
大腸ポリープ切除後のクリップは、傷口を守るための一時的なものです。
数週間のうちに自然に外れて体外に排出されるため、取り除く必要はありません。
心配な症状や出血がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックでは、豊富な内視鏡経験に基づき、安全で丁寧なポリープ切除を行っています。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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