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こんにちは。
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
年末年始になると、「胃が重い」「お腹が張る」「下痢や便秘を繰り返す」といった胃腸の不調を訴える方が増えてきます。
「食べすぎたから仕方ない」と思われがちですが、実はそれだけが原因ではありません。
今回は、年末年始に胃腸の調子を崩しやすい理由と、休日中にできるセルフケアについて、やさしく解説します。
■ 年末年始は生活リズムが一気に崩れやすい
年末年始は、普段と生活パターンが大きく変わります。
- ・食事時間が不規則になる
- ・夜更かしや寝不足が増える
- ・外食や飲酒の機会が多くなる
- ・寒さで体を動かす量が減る
こうした変化が短期間に重なることで、胃腸に負担がかかりやすくなります。
■ 胃腸は「自律神経」の影響を強く受けます
胃や腸の動きは、自律神経によって細かく調整されています。
自律神経は、生活リズム・睡眠・ストレスの影響を強く受けるため、年末年始は乱れやすい時期です。
自律神経が乱れると、
- ・胃の動きが鈍くなり、胃もたれが起こる
- ・腸の動きが不安定になり、下痢や便秘を繰り返す
- ・お腹の張りや違和感を感じやすくなる
「特に食べすぎていないのに調子が悪い」という場合、自律神経の影響が関与していることも少なくありません。
■ 暴飲暴食・冷え・ストレスの“三重苦”
年末年始の胃腸不調は、次の三つが重なって起こることが多いです。
- ・ごちそうやお酒による胃腸への負担
- ・寒さによる体の冷え、血流低下
- ・年末の忙しさや対人ストレス
特に冷えは見落とされがちですが、体が冷えると胃腸の血流が低下し、消化機能が落ちやすくなります。
■ 年末に体調を崩すのは珍しいことではありません
実は、当院の院長自身も、年末年始はつい気が緩み、普段より食べすぎたり飲みすぎたりして、胃腸の調子を崩してしまうことが珍しくありません。
忙しい1年を終えた安心感や、行事が続く特別な時期だからこそ、知らず知らずのうちに体に負担がかかってしまうのです。
医師であっても起こることですから、年末年始に胃腸の不調を感じるのは決して特別なことではありません。
「自分だけおかしいのでは」と思わず、まずは体を休めて様子を見ることが大切です。
■ 休日中にできる胃腸のセルフケア
年末年始の不調を軽くするために、次のような点を意識してみてください。
- ・食事は腹八分目を意識する
- ・温かい飲み物・食事を選ぶ
- ・寝る時間・起きる時間を極端にずらさない
- ・お腹や腰を冷やさない
- ・無理に予定を詰めすぎない
「少し控えめ」「少し整える」だけでも、胃腸への負担は大きく変わります。
■ 症状が続く場合は検査で確認を
一時的な不調であれば、数日で自然に改善することも多いですが、
- ・胃痛や胸やけが続く
- ・下痢や便秘が長引く
- ・血便や黒い便が出た
- ・年末年始が終わっても改善しない
このような場合は、胃や大腸の病気が隠れていないか、検査で確認することが安心につながります。
当院では、眠ったまま受けられる胃カメラ・大腸カメラに対応しており、年明けの検査相談も可能です。
■ まとめ
年末年始の胃腸不調は、生活リズムの変化や自律神経の乱れが大きく関係しています。
「この時期だからこそ起こりやすい」と知るだけでも、気持ちは少し楽になります。
無理をせず、体をいたわりながらお過ごしください。
年明けに不安が残る場合は、尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックまで、いつでもご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。














