
こんにちは。尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
当院は、胃カメラや大腸カメラをはじめとする消化器検査に力を入れており、地域の皆さまの健康を守るお手伝いをしています。
今回は「胃は強い胃酸で満たされているのになぜ自分自身を消化しないのか?」という疑問について、胃潰瘍が起こる仕組みも含めてわかりやすく解説します。
胃酸の役割と胃を守る仕組み
胃酸(塩酸)は食べ物を消化し、細菌を殺菌する強力な働きを持っています。実はpH1〜2という非常に強い酸性で、鉄やカルシウムの溶解にも関わっています。
それにもかかわらず胃が自ら溶けないのは、次の防御機構があるためです。
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・胃の内側を覆う粘液の層が胃酸の直接的な攻撃を防いでいる
・粘液中に含まれる重炭酸イオンが胃酸を中和している
・胃の細胞が常に再生を繰り返し、傷ついても修復されやすい
胃潰瘍が起こる仕組み
胃潰瘍とは、胃の粘膜が深く傷ついてえぐれてしまった状態をいいます。
主な原因は「攻撃因子(胃酸やピロリ菌、薬など)」と「防御因子(粘液や血流、再生能力)」のバランスが崩れることです。
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・ピロリ菌感染:粘膜を弱らせ、炎症を起こす
・NSAIDs(痛み止めや解熱薬):粘液の分泌を減らす
・ストレスや喫煙、飲酒:胃の血流を低下させ防御力を弱める
胃潰瘍の症状
胃潰瘍の症状は人によって異なりますが、代表的なものは以下の通りです。
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・みぞおちの痛みや違和感
・食後の膨満感や吐き気
・食欲不振、体重減少
・黒い便(消化管出血による)
ただし、症状が軽い場合や無症状のまま進行することもあります。
予防のためにできること
胃潰瘍を防ぐには、生活習慣の見直しが大切です。
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・禁煙、節度ある飲酒
・ストレスをためない生活
・必要以上のNSAIDsの服用を避ける
・ピロリ菌の有無を調べ、陽性であれば除菌治療
検査について
胃潰瘍やその原因を調べるためには検査が必要です。
当院では、眠ったまま受けられる胃カメラや大腸カメラ、日帰りでの大腸ポリープ切除にも対応しています。経験豊富な院長が検査を担当いたしますので、安心してご相談ください。
治療について
胃潰瘍の治療は原因に応じて行います。
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・胃酸を抑える薬(PPIやP-CABなど)
・ピロリ菌の除菌療法
・生活習慣の改善(禁煙、食生活の見直し)
潰瘍が進行すると出血や穿孔(穴が開く)など重篤な合併症を起こすことがあります。その際は入院治療や緊急内視鏡が必要になる場合もあります。
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めに消化器内科を受診しましょう。
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・みぞおちの痛みが続く
・吐き気や食欲不振が長引く
・体重が減ってきている
・黒っぽい便が出る
胃潰瘍の多くは早期に発見すれば内服治療で改善します。症状を我慢せず、気になるときはご相談ください。
まとめ
胃が自分自身を消化しないのは、粘液や重炭酸による防御機能が働いているからです。しかし、このバランスが崩れると胃潰瘍が起こります。
当院では、経験豊富な院長による胃カメラや大腸カメラ、CT・エコー検査まで幅広く対応しております。
不安な症状があるときは、どうぞ安心して当院へご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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