胃カメラの観察時間はどれくらいが適切?|長くても短くてもダメな理由|阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニック|尼崎市の胃カメラ・大腸カメラ

兵庫県尼崎市塚口町1丁目3-30-1 ISHIDAIビル3F
06-4950-8777
ヘッダー画像

胃カメラの観察時間はどれくらいが適切?|長くても短くてもダメな理由

胃カメラの観察時間はどれくらいが適切?|長くても短くてもダメな理由|阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニック|尼崎市の胃カメラ・大腸カメラ

尼崎市・塚口の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。

胃カメラ(上部消化管内視鏡)は、胃・食道・十二指腸の粘膜を直接観察できる重要な検査です。
しかし、観察時間が短すぎると早期胃がんの見逃しが起こる一方、長すぎると患者さんの負担や苦痛が増すという問題があります。
今回は、「胃カメラの観察時間」について、研究報告を交えながらわかりやすくご紹介します。

● 観察時間が短いと何が問題?

胃カメラは、わずかな色調変化や凹凸などを見極める繊細な検査です。
観察時間が短いと、こうした小さな異常を見逃す可能性が高まります。
実際の研究では、観察時間が5分未満の検査では早期胃がんの発見率が低下するという報告があります。

「短時間で終わらせる検査」では見逃しリスクが高くなることを示唆しています。

● 長すぎても良くない?観察時間のバランス

一方で、観察時間を長く取りすぎると、患者さんにとって次のような負担が増えます。

  • ・検査時間の延長による息苦しさや緊張感
  • ・鎮静剤使用量の増加によるリスク
  • ・体位保持による疲労

そのため、「時間をかければかけるほど良い」というものでもなく、適切な観察時間を保つことが大切です。

● 当院が目安とする観察時間:5分前後

現時点では、学会やガイドラインで明確な「適正観察時間」は定められていません。
しかし、複数の研究報告を踏まえると、5分を下回ると早期胃がんの発見率が低下する可能性があると考えられています。

当院では、5分前後を目安に丁寧な観察を行いながら、患者さんの負担をできる限り減らすよう工夫しています。
具体的には、以下の点を重視しています。

  • ・鎮静剤を使用し、眠ったまま楽に検査を受けていただく
  • ・前処置(泡消し薬や粘液除去)を十分に行い、効率的な観察を可能に
  • ・見落としの少ない順序で体系的に観察を実施
  • ・必要に応じてNBI(狭帯域光観察)や拡大内視鏡で詳細に確認

このように、「短すぎず、長すぎず」を意識した観察を行うことで、診断精度と快適さの両立を目指しています。

● 早期発見のために大切なこと

胃がんは、早期に発見・治療できれば5年生存率が90%以上といわれています。
一方で、初期の段階では自覚症状が乏しく、検査でしか見つけられない病変も多くあります。
だからこそ、検査を「早く終わらせる」よりも、「しっかり観察する」ことが重要です。

当院では、京都大学医学部附属病院・大阪国際がんセンターで20,000件以上の内視鏡検査・治療を担当してきた院長が、
豊富な経験をもとに、丁寧かつ安全な検査を心がけています。

● まとめ|5分前後の丁寧な観察で安心の検査を

胃カメラは、「観察時間の長さ」が検査の質を左右する大切な要素です。
当院では、約5分の観察時間を目安に、患者さんの苦痛を抑えつつ早期がんの見逃しを防ぐ丁寧な観察を行っています。
鎮静下での検査にも対応しておりますので、不安のある方もどうぞ安心してご相談ください。


阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニック|消化器内科・内視鏡内科・肛門外科・内科

当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。

また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。

遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。

🏠 当院の公式ホームページはこちら
https://tsukaguchi-cl.com/

📍 アクセスページはこちら
https://tsukaguchi-cl.com/access/

👨‍⚕️ 院長プロフィールはこちら
https://tsukaguchi-cl.com/clinic/#link04