
目次
こんにちは。尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
当院では、苦痛の少ない胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)を通じて、食道・胃・十二指腸などの病気の早期発見と安心できる診療を提供しています。今回は「胃カメラ検査後の過ごし方」について、検査内容に応じた注意点をご紹介します。
検査後すぐの注意点(共通事項)
- ■鎮静剤を使用した場合:眠気やふらつきが残る可能性があるため、当日は車・バイク・自転車の運転は禁止です。帰宅後は無理をせず、できるだけ安静にお過ごしください。
- ■のどの麻酔を使用した場合:検査後1時間程度は麻酔の影響でむせやすくなります。飲食前に少量の水を飲んでむせないか確認してから、食事を開始してください。
- ■経鼻内視鏡検査(鼻からの胃カメラ)の場合:当日は鼻を強くかんだり、刺激を与える行為は避けてください。
【ケース別】検査内容に応じた注意点
観察のみ(生検や処置なし)の場合
- 検査後1時間以降は普段通りの食事が可能です。
- 鎮静剤を使用した方は当日は安静に。
- 運動や入浴なども通常通り行えます。
生検(組織採取)を行った場合
- 当日のみ刺激物(辛い食べ物・アルコール・タバコ・コーヒー)は控えてください。
- 入浴はシャワー程度で、長風呂は避けましょう。
- 運動や飲酒は当日はお休みください。翌日からは通常通りの生活が可能です。
- 黒っぽい便や血の混じった便が出る、血を吐いたなどの症状があれば、すぐにご連絡ください。
止血処置などを行った場合
- 1週間程度は運動やアルコール、刺激物の摂取は控えましょう。
- 湯船につかる入浴も数日は避け、シャワーのみにしてください。
- 体調に異変があれば早めのご相談をお願いします。
その他の注意点
- 青い色素(インジゴカルミン)を使用した場合、検査後の便や尿に青い色がつくことがありますが、心配は不要です。
まとめ|安心して胃カメラ検査を受けるために
胃カメラ検査は、胃がんや食道がん、ピロリ菌感染などの早期発見に大きく貢献する重要な検査です。検査後の過ごし方を正しく守ることで、検査の効果を最大限に活かし、合併症を防ぐことができます。
何かご不明点があれば、いつでもお気軽に当院までご相談ください。