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尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
「胃下垂(いかすい)」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。
「お腹がぽっこり出て見える」「食後に下腹部が張る」など、見た目の印象と結びつけて語られることもあります。
では、医学的に胃下垂とはどのような状態を指し、健康に影響はあるのでしょうか?
◆ 胃下垂とは医学的にどんな状態?
胃は通常、みぞおちの奥から左上腹部にかけて位置しています。
胃下垂とは、この胃の下端が骨盤近くまで垂れ下がっている状態を指します。
ただし「どこからが胃下垂か」という明確な診断基準はなく、体格や筋肉量、姿勢によって見え方が変わります。
◆ 胃下垂は胃カメラやCTで診断できる?
実は、胃下垂を胃カメラやCTで「正確に診断する」のは難しいとされています。
胃カメラでは胃の内腔の粘膜を観察できますが、胃全体の位置や形を評価することは困難です。
CTでも断面像で胃の位置を確認することはできますが、食事の有無や体位によって形が変化するため、明確な診断には至りません。
そのため、胃下垂はあくまで「形態的特徴」として扱われることが多いのです。
◆ 胃下垂はどんな人に多い?
胃下垂は体型や筋肉量に影響を受けやすく、痩せ型で筋肉が少ない女性に比較的多いとされます。
特に腹筋や体幹の筋力が弱いと、胃をはじめとする内臓を支える力が不足し、胃が下がりやすくなります。
また、姿勢が悪い、背が高い、栄養状態が偏っている、といった要因も関係していると考えられます。
◆ 胃下垂のデメリットは?
一般的に、胃下垂は病気とはみなされず、寿命や健康に大きな影響を与えるものではありません。
しかし、一部の方では以下のような不快症状が出ることがあります。
- ・食後に下腹部が膨れる、重たい感じがする
- ・胃の動きが弱く、胃もたれや食欲不振につながる
- ・便秘や下痢など腸の不調を伴う場合がある
これらは胃下垂そのものが直接の原因とは限らず、胃の運動機能の低下や自律神経の乱れが関与していることも少なくありません。
◆ 胃下垂と上手につきあうために
胃下垂そのものを治す治療法はありませんが、生活習慣の工夫で症状を和らげることができます。
- ・少量ずつ、回数を分けて食事をとる
- ・食後すぐに横にならず、軽く体を動かす
- ・腹筋や体幹を鍛え、内臓を支える力をつける
- ・ストレスを溜めず、自律神経のバランスを整える
また、胃の不調が続く場合は、胃下垂と決めつけず胃潰瘍や胃がんなど他の疾患を除外することが大切です。
当院では胃カメラ検査を行い、胃の粘膜を直接観察することで安心につなげることが可能です。
まとめ|胃下垂は「体質」的な特徴であり、大きな病気ではない
胃下垂は医学的には「胃の位置が下がっている状態」を意味しますが、
多くの場合は病気とはいえず、重大なリスクを伴うものではありません。
ただし、胃の不快感や消化不良などの症状が続く場合には、放置せず消化器内科での検査をおすすめします。
気になる症状がある方は、ぜひ阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックにご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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