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尼崎市・塚口の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
「肩甲骨のあたりがズキズキする」「背中の中央が重だるい」「寝ても痛みが取れない」――。
このような背中の痛みを訴えて来院される方は少なくありません。
背中には筋肉・骨・神経だけでなく、胃・胆のう・膵臓・腎臓・心臓など多くの臓器と関連する神経が走っており、
痛みの原因はさまざまです。
今回は、背中の痛みの代表的な原因や注意すべきサイン、当院で行える検査・治療について解説します。
背中の痛みの主な原因
背中の痛みには、整形外科的な原因と、内臓由来の痛みの2つがあります。
① 筋肉や姿勢によるもの
- ・長時間のデスクワークやスマートフォン操作
- ・猫背・反り腰などの不良姿勢
- ・重い物を持ち上げた際の筋肉損傷
- ・寝違えや肩こりによる筋緊張
こうした筋肉性の痛みは、動かすと痛む・温めると楽になるのが特徴です。
② 胆のうや胆管の病気
脂っこい食事のあとに右の背中(肩甲骨下あたり)に痛みが出る場合、胆石症や胆のう炎が疑われます。
発熱や吐き気を伴う場合は、早めの受診が必要です。
③ 膵臓の病気(膵炎・膵がん)
みぞおちの奥から背中に抜けるような痛みが特徴です。
膵炎では飲酒や脂肪の多い食事後に強い痛みが出ることが多く、
慢性膵炎では背部痛が持続することもあります。
背中の痛みが続き、食欲不振や体重減少を伴う場合は膵がんの可能性もあり注意が必要です。
④ 胃・十二指腸潰瘍
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の痛みが、神経を通じて背中に感じられることがあります。
特にみぞおち~背中にかけての鈍痛は典型的です。
空腹時の痛みや黒い便(タール便)がある場合は、早めの検査が必要です。
⑤ 腎臓・尿路の異常
腰の少し上の背中(左右どちらか)に痛みがあり、発熱や血尿を伴う場合は、腎盂腎炎や尿管結石の可能性があります。
結石の場合、痛みは背中から脇腹、下腹部へと移動するのが特徴です。
⑥ 心疾患(狭心症・心筋梗塞)
背中の左側や中央部の痛みが、胸の痛みを伴わずに現れることもあります。
息苦しさ・冷や汗・肩や腕の放散痛がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
⑦ 帯状疱疹
片側の背中がチクチク・ピリピリ痛む場合は帯状疱疹の初期症状の可能性もあります。
皮膚に発疹が出る前から神経痛が起こることがあります。
注意すべき症状
次のような症状を伴う場合は、筋肉痛ではなく内臓疾患や感染症の可能性があります。
- ・痛みが数日以上続く、または徐々に強くなる
- ・発熱・吐き気・黄疸がある
- ・食欲不振や体重減少を伴う
- ・背中の痛みと同時に胸の圧迫感や息苦しさがある
- ・皮膚に赤い発疹や水ぶくれが出てきた
これらの症状がある場合は、できるだけ早めに医療機関を受診してください。
当院で行える検査
背中の痛みの原因を見極めるためには、臓器の状態を正確に評価することが大切です。
当院では次のような検査が可能です。
- ・胃カメラ検査:胃炎・潰瘍・胃がんの有無を確認
- ・腹部エコー・CT検査:肝臓・胆のう・膵臓・腎臓の異常を評価
- ・血液検査:肝胆膵酵素、炎症反応、腎機能などをチェック
- ・心電図検査:心疾患との鑑別が必要な場合に実施
治療と対応
検査結果に応じて、内服治療・点滴・食事指導・生活習慣改善などを行います。
原因が筋肉や姿勢によるものの場合は、ストレッチや温熱療法、整形外科的治療が有効です。
一方で内臓疾患が疑われる場合は、速やかに専門的な治療を開始します。
まとめ|背中の痛みは「筋肉痛」だけとは限りません
背中の痛みの原因は多岐にわたり、膵臓・胆のう・胃・腎臓・心臓などの病気が隠れていることもあります。
痛みが長引く、夜間や安静時にも続く、他の症状を伴う場合は放置せず、早めにご相談ください。
当院では、エコー・CT・胃カメラなどを組み合わせて原因を丁寧に調べ、安心して治療を受けていただける体制を整えています。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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