
目次
尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。
健康診断で行われる「便潜血検査」は、大腸がんや大腸ポリープの早期発見に役立つ重要な検査です。
一方で、
「便潜血が陰性だったから安心ですか?」
「症状がなくても大腸カメラは必要ですか?」
というご相談を受けることがあります。
実際には、便潜血陰性でも大腸ポリープが見つかることは珍しくありません。
当院でも、
「便潜血は陰性だけど、一度しっかり大腸カメラを受けたい」
と希望される方は一定数おられ、そのような方に大腸ポリープが見つかるケースを院長はこれまで数多く経験しています。
今回は、便潜血検査の特徴や限界、大腸カメラが勧められる理由について、消化器内科専門医がわかりやすく解説します。
便潜血陰性でも大腸ポリープが見つかることはあります
結論からいうと、便潜血陰性でも大腸ポリープや一部の大腸がんが見つかることがあります。
便潜血検査は非常に有用な検査ですが、「出血しているか」を調べる検査であり、すべてのポリープを見つけられるわけではありません。
そのため、
- ◆ 小さいポリープ
- ◆ 出血しにくいポリープ
- ◆ 平坦なポリープ
- ◆ 右側結腸の病変
などでは、便潜血検査が陰性になることがあります。
なぜ便潜血陰性でもポリープが見つかるの?
便潜血検査は、便に血液が混ざっているかを調べる検査です。
しかし、大腸ポリープは常に出血しているわけではありません。
そのため、
- ◆ たまたま検査日に出血していなかった
- ◆ ポリープが小さい
- ◆ 平坦でこすれにくい
- ◆ 右側結腸にあり便に血液が混ざりにくい
などの理由で、便潜血検査が陰性になることがあります。
特に、平坦型のポリープや右側結腸病変は、便潜血で検出されにくい場合があります。
便潜血検査と大腸カメラは役割が違います
患者さんの中には、
「便潜血陰性だったから大腸カメラは不要ですよね?」
と思われる方もおられます。
しかし、便潜血検査と大腸カメラは役割が異なります。
| 検査 | 特徴 |
|---|---|
| 便潜血検査 | 便に血液が混ざっているかを調べる |
| 大腸カメラ | 大腸粘膜を直接観察できる |
つまり、
- ◆ 便潜血検査 → 出血の有無を確認
- ◆ 大腸カメラ → 病変そのものを直接確認
という違いがあります。
そのため、便潜血陰性でも、大腸カメラでポリープが見つかることは十分あり得ます。
大腸ポリープは症状がないことも多い
大腸ポリープは、かなり大きくなるまで症状が出ないことも少なくありません。
そのため、
- ◆ 腹痛がない
- ◆ 血便がない
- ◆ 便潜血陰性
であっても、大腸ポリープが存在する場合があります。
実際、当院でも、
「症状はないけれど、一度しっかり調べておきたい」
という理由で大腸カメラを受けられ、ポリープが見つかるケースを院長はこれまで数多く経験しています。
院長は、京都大学医学博士、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医として、京都大学医学部附属病院や大阪国際がんセンターなどで20,000件以上の内視鏡検査・治療に携わってきました。
その経験の中でも、便潜血陰性であっても大腸ポリープや病変が見つかるケースは決して珍しくありません。
症状がなくても大腸カメラが勧められる人
以下のような方では、便潜血陰性であっても大腸カメラが勧められる場合があります。
- ◆ 40歳以上
- ◆ 家族に大腸がん・大腸ポリープの方がいる
- ◆ 過去に大腸ポリープを指摘された
- ◆ 便秘や下痢など便通異常がある
- ◆ 体重減少がある
- ◆ 一度も大腸カメラを受けたことがない
特に40歳以降では、大腸ポリープが増えてくるため、一度大腸カメラを検討する意義があります。
大腸ポリープは放置するとどうなる?
すべてのポリープが大腸がんになるわけではありません。
しかし、一部のポリープは時間をかけて大腸がんへ進行することがあります。
そのため、大腸カメラで早期に発見し、必要に応じて切除することが大切です。
当院では、日帰り大腸ポリープ切除にも対応しています。
当院の大腸カメラ検査の特徴
- ◆ 鎮静剤を使用した「眠ったような状態」での検査に対応
- ◆ 胃カメラと大腸カメラの同日検査に対応
- ◆ 日帰り大腸ポリープ切除に対応
- ◆ 消化器内視鏡専門医による検査
- ◆ 苦痛や不安に配慮した内視鏡検査
「大腸カメラが不安」
という方にも、できるだけ安心して検査を受けていただけるよう努めています。
Q&A|便潜血陰性なら大腸がんは絶対にない?
絶対にないとは言い切れません。
便潜血検査は有用な検査ですが、すべてのポリープや大腸がんを検出できるわけではありません。
症状や年齢、家族歴なども含めて総合的に判断することが大切です。
Q&A|便潜血陽性だったけど、私は大腸がんですか?
便潜血陽性だったからといって、すべての方が大腸がんというわけではありません。
実際には、便潜血陽性の方のうち、大腸がんが見つかる割合はおよそ2〜5%程度と報告されています。
一方で、
- ◆ 大腸ポリープ
- ◆ 痔
- ◆ 炎症
- ◆ 一時的な出血
などが原因となっていることも少なくありません。
ただし、便潜血陽性は「大腸から出血している可能性」を示す重要なサインでもあります。
特に大腸ポリープの中には、将来的に大腸がんへ進行するタイプもあるため、原因をきちんと確認することが大切です。
そのため、便潜血陽性を指摘された場合には、症状がなくても大腸カメラによる精密検査が推奨されます。
当院では、鎮静剤を使用した「眠ったような状態で受けられる大腸カメラ」に対応しており、苦痛や不安に配慮した検査を行っています。
「便潜血陽性と言われて不安」
「初めての大腸カメラで緊張する」
という方も、お気軽にご相談ください。
Q&A|何歳から便潜血検査を受けたほうが良い?
現在、日本では40歳以上の方に対して便潜血検査が推奨されています。
これは、40歳頃から大腸がんのリスクが徐々に上昇してくるためです。
便潜血検査は、大腸がんの早期発見につながる重要な検査であり、自治体健診や職場健診でも広く行われています。
一方で、大腸ポリープ自体は、40歳未満でも見つかることがあります。
実際、当院でも30代で大腸ポリープが見つかるケースは珍しくありません。
特に、
- ◆ 家族に大腸がん・大腸ポリープの方がいる
- ◆ 血便がある
- ◆ 便秘や下痢など便通異常が続く
- ◆ 腹痛や腹部違和感がある
- ◆ 一度しっかり大腸を調べておきたい
という方では、30代でも一度大腸カメラを受ける意義があります。
大腸ポリープは、早期に見つけて切除することで、大腸がん予防につながる場合があります。
「まだ若いから大丈夫かな」
と思っていても、気になる症状がある場合や不安がある場合には、早めに消化器内科へご相談ください。
Q&A|毎年便潜血検査だけで十分ですか?
便潜血検査は重要ですが、年齢やリスクによっては大腸カメラが勧められる場合があります。
特に40歳以降や、過去にポリープを指摘された方では、大腸カメラの意義があります。
Q&A|若い人でも大腸ポリープはできますか?
若い方でも大腸ポリープが見つかることはあります。
特に家族歴がある場合や、便通異常・血便などの症状がある場合は、年齢に関係なく相談が重要です。
まとめ
便潜血陰性であっても、大腸ポリープが見つかることは珍しくありません。
便潜血検査は非常に有用な検査ですが、すべての病変を見つけられるわけではないため、症状や年齢、家族歴によっては大腸カメラが重要になることがあります。
「症状はないけれど、一度しっかり調べたい」
「便潜血陰性だったけれど不安」
という方も、お気軽にご相談ください。
当院は、尼崎市・阪急塚口駅北口から徒歩1分の立地にあり、通勤やお買い物ついでにも立ち寄りやすい環境です。
また、伊丹市・西宮市・豊中市・大阪市(淀川区、西淀川区)などの隣接エリアや、
阪急西宮北口駅・武庫之荘駅・園田駅・神崎川駅・十三駅・稲野駅・新伊丹駅・伊丹駅といった周辺の駅からのアクセスも良好です。
JR猪名寺駅、塚口駅、尼崎駅や立花駅からはバスでのご来院も便利です。
遠方からお越しの方にもスムーズにご来院いただけるよう、アクセス情報は公式サイトにも詳しく掲載しています。
胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。




