【処方薬解説】ファモチジン(ガスター)|胃酸を抑えて胃と食道を守る頼れるパートナー|尼崎市で麻酔を使って眠ったまま受けられる胃カメラ・大腸カメラ|阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニック

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【処方薬解説】ファモチジン(ガスター)|胃酸を抑えて胃と食道を守る頼れるパートナー

【処方薬解説】ファモチジン(ガスター)|胃酸を抑えて胃と食道を守る頼れるパートナー|尼崎市で麻酔を使って眠ったまま受けられる胃カメラ・大腸カメラ|阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニック

尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。

今回は、当院でよく処方するファモチジン(先発品名:ガスター)について詳しく解説します。ファモチジンは胃酸の分泌を抑える薬で、胸やけや胃痛、逆流性食道炎などの症状緩和に広く使われています。

ファモチジンとは?

ファモチジンはH₂受容体拮抗薬(H₂ブロッカー)に分類されます。胃の壁細胞にあるヒスタミンH₂受容体をブロックし、胃酸の分泌を抑制します。これにより、酸による胃や食道の粘膜の刺激を減らし、炎症や潰瘍の改善を助けます。

主な効果・適応症

  • ・逆流性食道炎に伴う胸やけや呑酸の改善
  • ・胃・十二指腸潰瘍の治療および再発予防
  • ・急性胃炎や慢性胃炎の急性増悪による胃痛の緩和
  • ・消化性潰瘍の出血抑制(入院時など)

用法・用量

通常、成人は1回10〜20mgを1日1〜2回、朝食後、夕食後または就寝前に服用します。症状や病態に応じて医師が調整します。就寝前に服用すると、夜間の胃酸分泌抑制に効果的です。

注意すべき副作用

比較的安全性の高い薬ですが、まれに以下のような副作用があります。

  • ・下痢、便秘
  • ・発疹やかゆみ
  • ・頭痛、めまい
  • ・肝機能障害(AST/ALT上昇)
  • ・高齢者でのせん妄・意識混濁(まれ)

服用後に強い皮疹、息苦しさ、黄疸などが出た場合は、すぐに服用を中止し、医師にご相談ください。

服用時の注意点

  • ・自己判断で長期服用を続けない
  • ・他の胃酸分泌抑制薬(PPIなど)との併用は原則避ける
  • ・腎機能が低下している方は用量調整が必要

症状改善が不十分な場合は胃カメラ検査を

ファモチジンは胃酸を抑えることで症状を和らげますが、原因そのものを取り除く薬ではありません。胸やけや胃痛が続く場合、胃炎や潰瘍だけでなく、胃がんや食道がんなどの重大な病気が隠れている可能性があります。

特に以下のような症状がある場合は、早めの胃カメラ検査をおすすめします。

  • ・症状が2週間以上続く
  • ・体重減少、貧血、吐血、黒色便
  • ・50歳以上で初めて症状が出た

当院では、鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃カメラを行っています。
詳しくはこちらをご覧ください →

胃カメラ検査のご案内

必要に応じて当日検査も可能ですので、お気軽にご相談ください。

まとめ

ファモチジン(ガスター)は、胃酸の分泌を抑え、胸やけや胃痛を改善する効果的な薬です。安全性の高い薬ですが、副作用や病気の見逃しには注意が必要です。症状が長引く場合や悪化する場合は、自己判断せず、胃カメラ検査を含めた医療機関での評価を受けましょう。


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胃カメラ・大腸カメラなどの検査をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。

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