尼崎市の阪急塚口駅前いのうえ消化器内科・内視鏡クリニックです。

スマートフォンやパソコンの長時間使用は、知らず知らずのうちに自律神経のうち交感神経が優位になりやすく、胃腸の動き（蠕動）が抑えられ、胃もたれ・胸やけ・便秘・下痢といった不調につながることがあります。一定時間デジタル機器から離れるデジタルデトックスは、心身のリフレッシュだけでなく、胃腸機能の回復にも役立つ可能性があります。

デジタル機器と胃腸の関係

• ・画面に集中し続けることで交感神経が優位になり、消化機能が低下
• ・ストレスや睡眠不足が重なると、胃酸過多・機能性ディスペプシア（FD）の増悪要因に
• ・長時間の座位や食事の遅延により、食後の胃排出が遅れ、もたれやすくなる

デジタルデトックスがもたらす主なメリット

• ・自律神経の安定：副交感神経が優位になり、胃腸の蠕動が整う
• ・ストレス軽減：胃酸過多・胃痛・食欲不振のリスク低減
• ・睡眠の質向上：夜間の回復力が高まり、翌日の胃腸の働きがスムーズに
• ・行動の改善：ながら食べの減少、規則正しい食事・運動習慣につながる

今日からできるデジタルデトックスの実践法

• ・就寝の60分前は画面オフ（通知もオフに）
• ・食事中はスマホを手元から離し、“ながら食べ”をやめる
• ・仕事中は60～90分ごとに5～10分の“デジタル休憩”
• ・休日は散歩・ストレッチ・読書などアナログな時間を意識的に確保

それでも症状が続くときは？（胃カメラ検査の目安）

デジタルデトックスを取り入れても、以下のような場合は原因疾患の精査が必要です。早期発見・早期治療のため、胃カメラを検討しましょう。

• ・2～3週間以上、胃痛・胸やけ・つかえ感が続く／再発をくり返す
• ・体重減少、貧血、吐血・黒色便などの警戒症状がある
• ・50歳以上で症状が新規に出現した

当院では、鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃カメラに対応しています。詳しくはこちらをご覧ください：
胃カメラ検査のご案内

まとめ

• ・デジタルデトックスは、自律神経を整え胃腸の働きを助けるシンプルなセルフケア
• ・就寝前の画面オフ・食事中のスマホオフなど、小さな習慣の積み重ねが効果的
• ・不調が長引く／警戒症状がある場合は、早めに医療機関へ（胃カメラでの精査を検討）

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